とある世界、
大陸は二つの国に分かたれていた。
天津宮国と宵津宮国。
異なる神を祀り異なる文化を築き、
敵対している二国のどちらかを選択して、物語を始める。
果たして辿り着くのは平和か、災いか。
《主人公》の選択で結末が変わるマルチエンドRPG。
※曲名を押すと音が流れます。
とある世界、
大陸は二つの国に分かたれていた。
天津宮国と宵津宮国。
異なる神を祀り異なる文化を築き、
敵対している二国のどちらかを選択して、物語を始める。
果たして辿り着くのは平和か、災いか。
《主人公》の選択で結末が変わるマルチエンドRPG。
二国は古来より敵対し、
敵国神を邪神「禍津天神」「禍津宵神」と呼んでは憎しみ合っている。
混迷を極める時代、
天津宮国の首長たる巫女を母に持つ《主人公》には、
国を率いて戦う騎士としての使命があった。
《主人公》は信頼できる友や仲間を増やしながら、
来るべき最終決戦に向け戦いの歩みを進めていく。
忍び寄る戦火の気配は刻一刻と増している。
ついに犠牲者という形で不穏な可能性が実体を得た日、いつも笑顔を絶やさない母が静かに涙をこぼした。初めて見る母の涙に心の臓が大きく跳ねる。「守りたい」「助けたい」――強い感情が胸に収まりきらぬほどに溢れ、母の顔に思わず手を伸ばした。
伝う涙を拭った刹那、手のひらから光が放たれた。溢れる感情と拭った涙が光の中で混ざり合う。気が付けば、手の中には見たこともないひと振りの剣が現れていた。
◇
涕器とは、《主人公》が持つ特別な力。
ひとの悲しみの涙から、その悲しみを打ち破るための武器を生み出すことができる。